はじめに
腰痛、特にぎっくり腰を抱えているときに「咳」や「くしゃみ」をするのは、鋭い痛みが走り、非常に辛いものです。春の花粉症の季節など、咳やくしゃみが避けられない状況では、余計に不安を感じる方も多いでしょう。
そこで本記事では、咳やくしゃみ時に腰にかかる負担を軽減し、腰痛の悪化を防ぐための3つの具体的な対策を解説します。
腰痛経験者、ぎっくり腰で悩んでいる方、または腰痛の予防を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
実際の体験:ぎっくり腰が長引いてしまったAさんの事例

60代主婦のAさんは、1か月前に重いものを持ち上げた際、腰に激痛が走るぎっくり腰を経験しました。
その後、回復が進んでいるように見えても、「咳」や「くしゃみ」のたびに痛みがぶり返し、1か月間悩まされていました。
Aさんが当院に来院されたとき、症状は筋筋膜性由来のぎっくり腰と評価しました。
筋筋膜性由来の腰痛・ぎっくり腰の詳細は↑をタップ
これは、腰の筋肉が傷つき、その傷が日常生活で繰り返し刺激されて悪化する状態です。特に咳やくしゃみの衝撃が原因で、治りかけていた傷が再び開いてしまうことが問題でした。
当院では、整体と併せて以下の3つの腰痛回避対策を実施していただきました。
その結果、Aさんはわずか1週間で腰痛が解消し、通常の生活を取り戻すことができました。
咳やくしゃみで腰痛を悪化させない3つの対策
対策①固定物につかまる

咳やくしゃみをする際、机や柱などの固定されたものをしっかり握りましょう。
これにより、咳やくしゃみの衝撃が腰ではなく、つかまった物に分散されます。
ポイント
- 両手でしっかり固定物を握る。
- 握る対象は動かないものであることが重要。
例えると避雷針が雷のエネルギーを地面に逃がすように、固定物が衝撃を吸収します。
対策②上を向いて咳やくしゃみをする

首を少し後ろに倒し、上を向いた状態で咳やくしゃみをすることで、腰にかかる負担を軽減できます。
これは、腰をやや伸ばした状態を作ることで、衝撃を腰ではなく首に分散させる効果があります。
注意点
- 首に負担がかかる可能性があるため、首に痛みを感じた場合は無理をしない。
- 対策①と併用すると効果が高まります。
対策③膝を軽く曲げる

咳やくしゃみをするときに膝を軽く曲げ、クッション作用を利用して衝撃を逃がします。
これにより、腰に直接負担がかからなくなります。
ポイント
- 両膝を軽く曲げて腰に余計な力が入らないようにする。
- 床にしっかり足をつけ、バランスを保つ。
膝の健康状態が悪いと、クッション機能が低下して腰に負担が集中するため、日常的に膝のケアを行うことも重要です。
3つの対策を同時に行うと効果倍増
上記の3つの対策を同時に実施することで、腰にかかる衝撃を大幅に減らすことができます。これにより、ぎっくり腰や腰痛の再発リスクも最小限に抑えられるでしょう。
まとめ
今回は、腰痛やぎっくり腰を抱えている方が「咳」や「くしゃみ」をする際の3つの対策について解説しました。
腰痛に悩む方が日常生活で再発や悪化を防ぐためには、少しの工夫で大きな効果が得られます。この記事を参考に、ぜひ今日から実践してみてください。
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