はじめに
「あなたの頭痛の原因はストレスですね」
病院や治療院でこのように伝えられた方も少なくないと思います。
今回は首肩こり頭痛専門院の当院で行う、ストレスからくる頭痛の整体法をお伝えしていきます。
頭痛にお悩みの方は最後までご覧なってください。
ストレスからくる頭痛とは?
自律神経が乱れることによって起きてしまうのが、ストレスからくる頭痛の大半ですが、
身体にでる特徴として、無意識レベルで「食いしばり・歯ぎしり」をしてしまうことにより、
頭の側頭部にある顔面神経に圧迫が加わり続けて、頭痛になるケースが多いです。
これは、噛みしめ時に緊張する「側頭筋」が、その下を走る「顔面神経の側頭枝」を持続的に圧迫してしまう事によって、頭痛を感じてしまうためです。
頭痛の場所としては、頭の横側に頭痛を感じることが多いです。
噛むしめ時に使われる筋肉は代表的なものは2つあり、咬筋と「側頭筋」があります。
咬筋は顔のエラの部分で触れられる筋肉です。
側頭筋は頭蓋骨の横に大きく広い範囲でついている筋肉で、ここを触りながら噛みしめると緊張して動くのがわかるかと思います。
この下を走る顔面神経の側頭枝が、側頭筋に圧迫されることによって、頭痛がします。
この手のタイプの頭痛を抱える方は、無意識レベルで食いしばっている時間が長いので、
舌に歯形がつく、内頬に歯形の線が入っていることがあります。
また、咬筋に緊張が走り、顔のエラ骨に圧が加わり続けることによって、エラ骨が発達してしまうこともあります。
その他としては、噛みしめ時に、首の「斜角筋」という首の前の筋肉にも緊張が走ることが多いので、
首が太くなり肩こりを感じることもありますし、亀のように首が引っ込んでしまうような首シルエットにもなりやすいです。
当院の整体法
ストレスが原因の頭痛に対しての整体法としては3つのアプローチを行います。
効果としては、緊張した筋肉をポイントでアプローチし緩め、リラックス効果の結果、
頭痛症状が軽くさせることはもちろん、ストレスによる食いしばり・歯ぎしりの度合いを低くさせることを目的としています。
整体法①
独自の首整体を行い、首の形を整えることで頭痛を緩和させます。
これは、首の関節をキレイに整えることによって、
首の骨を伝って頭に流れる「椎骨動脈」の流れを良くし、脳に運ばれる血流量を増やすことで、自律神経を整える効果があります。
また、首を整体することで、顔面が真正面以上に上がり向きやすくなり、食いしばり・歯ぎしりの予防の効果があります。
椎骨動脈は脳につながる栄養を運ぶ動脈です。
この椎骨動脈が走る首の関節を整えることで、脳の血流状態が良くなり、自律神経が整う効果が期待できます。
自律神経は、大きく2つに分けられて、「交感神経」(興奮させる神経)と「副交感神経」(リラックスさせる神経)があり、
自律神経が乱れてしまうということは、無意識下で調整されている交感神経と副交感神経の活動バランスがおかしくなっているということです。
例えば、自律神経乱れの症状は、下記があげられます。
- 寝る間際に目が覚めて寝れない(副交感神経が働くべきなのに、交感神経が働いて興奮してしまう)
- しっかり寝ても朝がとてもだるい(副交感神経のリラックスがONのまま、交感神経が上手く働かない)など
勿論、食いしばり・歯ぎしり時の緊張は「交感神経」が働いています。
その自律神経を整える目的で、首整体を行い、首を整えて頭痛にアプローチします。
また、ストレートネックなどにより、顔面が下を向いたままですと、奥歯が噛み合いやすく、食いしばり・歯ぎしりを起こしやすくなります。
顔面が真正面、または、やや上を向ける効果も狙って首整体を行っています。
首が整うことで、食いしばり・歯ぎしりの度合いを少なくさせることができ、頭痛を和らげる効果があります。
整体法②
側頭筋のマッサージを行い、直接、側頭筋を緩め、頭痛緩和を行います。
効果としては、側頭筋を緩めることによって、圧迫されている「顔面神経 側頭枝」のストレスを取り除き、頭痛を軽くさせることができます。
また、「顔面神経」は「副交感神経」(リラックスさせる神経)を高める特徴があるので、
この整体法アプローチを行うことによって、副交感神経が働き、リラックス効果も期待できます。
なので、この側頭筋のマッサージは結構強めに行っても心地よさや気持ちのいい感じがします。
興奮する交感神経が働くと起きるのが「食いしばり・歯ぎしり」なので、この整体法は自律神経的にもリラックスする方向に、つまり、噛みしめの予防ができます。
整体法③
斜角筋のマッサージを行い、食いしばり・歯ぎしりの度合いを軽くさせ、頭痛緩和を行います。
効果としては、交感神経が働くことで過剰に緊張してしまう斜角筋を緩めることによって、交感神経を落ち着かせられることが期待できます。
また、斜角筋は緊張することによって、首を曲げて前に倒す働きがあるので、
この斜角筋を緩めることは、顔面が真正面を向きやすくなり、食いしばり・歯ぎしりの度合いを下げる効果も期待できます。
斜角筋が緊張することによって、首が前に倒れると、肩後ろの僧帽筋含めた様々な筋肉が引き伸ばされるように緊張してしまいます。
なので、この整体法を行うことによって、首が伸びやすくなり、顔面が真正面を向けるようになることで、
肩こり改善と、食いしばり・歯ぎしりの軽減による頭痛の改善も見込めます。
おわりに
今回は当院のストレスからくる頭痛の整体法3つについて解説しました。
このタイプの頭痛は、根っこの原因がストレスによる自律神経の乱れになりますので、整体のみでは100%完治は難しい症状です。
しかし、今回の整体法アプローチで4割5割軽くさせることは可能です。
上手なストレス発散と、食いしばり癖の対策をしながら、協力して治していくタイプの頭痛です。
☆「病院でレントゲンには異常はないと言われたが、頭痛が残る」
☆「ストレスが原因の頭痛と言われたが、薬だけでどこか不安」
☆「頭痛を無くして気持ちよく1日を過ごしたい」
そんな方は、是非、首肩こり頭痛専門の当院にご相談ください!
明確な原因とアプローチで頭痛を撃退していきます。
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