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食いしばり・歯ぎしりチェック項目9つ!大泉学園の首肩こり専門整体師が原因と対策を解説

はじめに

現ストレス社会において、臨床現場では「食いしばり・歯ぎしりが原因の首肩こり」の方が多くみられます。

その食いしばり・歯ぎしりからくる首肩こりかを判断する

9つのチェック項目と原因・自分でできるセルフケア対策を解説していきます。

上記に当てはまる方は、是非、最後までご覧なってください。

9つの食いしばりチェック項目

食いしばり・歯ぎしりしているかどうかのチェック項目になります。

  • 顎の痛みやこわばりを感じる。
  • 顎関節の異音がする(クリック音、ポッピングON)。
  • 側頭部(こめかみ)の頭痛を感じる。
  • エラ骨が発達している。
  • 首前の筋肉を押すと痛い。
  • 頬の内に歯形の線がある。
  • 舌に歯形がついている。
  • マウスピースに穴があく。
  • 歯茎の後退がある。

各項目を詳しく解説していきます。

顎の痛みやこわばりを感じる。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、噛みしめる時の圧力が顎関節に伝わり、顎の痛みやこわばりを感じます。

一時的な痛みやこわばりでしたら大丈夫なのですが、持続的かつ慢性的に変わるとキケンです。

なぜなら顎関節が炎症を起こしてしまっている可能性があり、放置してしまうと、顎にある『関節円板』というクッションがこわれてしまい、軟骨がすり減ることで「顎関節症」になってしまうことがあるためです。

顎関節の異音がする(クリック音、ポッピング音)。

慢性的な食いしばり・歯ぎしりをすることによって、顎関節のはまっている角度が変になる、

または、軟骨がすり減ってしまうことで、口の開け閉め時に異音を発します。

これは、顎関節にある『関節円板』が食いしばり・歯ぎしりによって、壊れてしまったあとに出る症状です。

クリック音やポッピング音の異音は完全に消すことができませんが、

セルフケアや整体によって音を小さくし、顎の痛みを無くすことはできます。

この症状が出ている場合は、食いしばり・歯ぎしりをしている方が殆どで、しかも慢性化している方に多いです。

側頭部(こめかみ)の頭痛を感じる。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、頭の横、側頭部、つまり『こめかみ』の頭痛を感じることがあります。

これは、頭の横についている「側頭筋」が噛むときに緊張し、頭の横を走る神経(三叉神経の側頭枝)を圧迫してしまうためです。

側頭筋は頭の横についている筋肉で、頭の横を手のひらで触れて、噛みしめることでムキっと緊張するのがわかります。

エラ骨が発達している。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、エラ骨が発達してしまい、デカ顔に見えやすくなります。

これは、顎についている咬筋という噛む筋肉が、食いしばり・歯ぎしりによって緊張し続けることによって、付着するエラ骨が刺激されて発達してしまうためです。

顔にある噛む筋肉はエラ骨につく『咬筋』と、頭の横の『側頭筋』が代表的なものです。

首前の筋肉を押すと痛い。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、首前の筋肉が異常筋を起こし、押すと痛みを感じます。

これは、表層から広頚筋、胸鎖乳突筋、斜角筋が噛みしめる時に緊張を起こしてしまうためです。

無意識下で食いしばり・歯ぎしりは行われるため、普段よりものすごい力で噛みしめるので、その分、首前の筋肉も異常筋緊してしまいます。

なかでも慢性化するとキケンな筋肉が『斜角筋』、この筋肉の緊張が長く続くと、

心臓から腕に走る血管をこの筋肉で圧迫してしまう『胸郭出口症候群』(斜角筋症候群ゆらい)で腕がしびれるダル重くなる症状、

また、神経を圧迫してしまう事で肋骨の上の部分で『肋間神経痛』のような強い痛みをともなう症状を起こすこともあります。

この斜角筋が緊張しすぎて炎症を起こすこともあり、その際は押すと強く鋭い痛みを感じることもあります。

頬の内に歯形の線がある。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、頬の内にある肉に歯形の線のようなものができ、舌で触ると確認できるようになります。

噛みしめている側にくっきりと線ができることがあります。

わかりにくい方は、鏡などで内頬をみるようにして確認するとわかりやすいかもしれません。

舌に歯形がついている。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、舌に歯形がつきます。

これは、噛みしめている時に起こるのですが、そのほかでは「脱水」の状態においても歯形がつきます。

これに加え尿の色が薄い茶色の場合は、「脱水」を起こしている可能性もありますので、水分摂取しましょう。

食いしばり・歯ぎしりと脱水は関係性があります。

マウスピースに穴があく。

使用しているマウスピース(ナイトガード)に穴が開くようであれば、確実に食いしばり・歯ぎしりをしています。

噛みしめによる歯のダメージを逃がすためのアイテム「マウスピース(ナイトガード)」ですが、

睡眠中の歯ぎしりによって穴が開くことがあります。

歯ぎしりの圧力は、睡眠中の無意識化にかぎってですが、約300kgの圧力がかかるそうです。

歯茎の後退がある。

食いしばり・歯ぎしりをすることによって、歯の歯茎が後退することがあります。

これは、強く噛みしめ、更に左右にガリガリ歯を動かすタイプの歯ぎしりによって、歯肉が後退し歯根がでてきてしまうためです。

歯医者の先生曰く歯根の後退は、よくいわれる歯の磨きすぎの関係は少なく、ほとんどが食いしばり・歯ぎしりが原因だそうです。

酷い場合は、歯にひび(歯の亀裂)がはいることがあります。

5つの原因

原因① マスク着用

これはマスクを着用し口が閉じている時間が長くなることで、

上下の歯が噛み合う時間も増えてしまい、食いしばりしやすい体質になってしまいます。

未だ感染爆発からマスクを手放せない方もいるかもしれませんが、

人が少ないところでは積極的にマスクを取っていきましょう。

原因② 猫背姿勢

これは、猫背で常に頭が前に行き、下を向く姿勢になってしまうことによって、歯が嚙み合いやすくなってしまうためです。

姿勢の悪さは、顎周りにまで悪影響をもたらします。

原因③ ストレス

これは、ストレスに順応するため、又は、ストレス発散のために生理的に行われるものなので仕方がない部分もあります。

ストレスの種類はふだんのイライラなどのメンタル的なものだけではなく、

気温差や気圧差、湿度、新しい環境(引っ越し、転職など)による様々なものが外的要因もストレスとなり、

それに順応するたびに自律神経が乱れて食いしばり・歯ぎしりが起こしやすくなります。

原因④ 一部の投薬の副作用

これは多くのお薬が脳の神経伝達物質に作用して、自律神経を興奮気味にさせてしまう副作用があるためです。

興奮、つまり、緊張した状態で食いしばり・歯ぎしりを無意識に起こしてしまいます。

副作用項目『中枢神経障害』『筋肉の緊張』の可能性と記されているお薬を服用していて、

あまりにも首肩こり症状が強い場合には、かかりつけ医に相談しましょう。

原因⑤ アルコール・カフェイン・喫煙

睡眠前のアルコールは睡眠の質を悪くさせてしまい、緊張状態になることで歯ぎしりを起こしやすくさせます。

カフェインの入った飲料は、脳が興奮して覚醒するため、食いしばりやすくなります。

喫煙は、ニコチンの刺激作用のお陰でリラックスしにくくなり、食いしばりやすくなります。

また、体内のニコチン量が減ることでストレスを感じるので、そのタイミングでも食いしばりやすいです。

3つのセルフケア

セルフケア① 

これによって、無意識で行われていた食いしばり回数が減らすことにつながります。

無意識を意識下にするだけでも、噛みしめは軽くすることができるためです。

できるならば、なるべく奥歯が噛み合わないように意識してみてください。

セルフケア②

これは、睡眠時の対策ですが、低い枕を使って寝ることによって、歯ぎしりしにくくなります。

低い枕を使うことによって、顔が上を向きやすくなり、歯が噛み合いにくくなるためです。

高めの枕を使うことによって、

顎が引けて首にきれいなアーチができ、首にとってはいい環境なのですが、

奥歯を中心に歯が噛み合いやすくなることで歯ぎしりが誘発されやすくなります。

歯ぎしりに悩まれる方は、寝る時の枕を低くしてみましょう。

セルフケア③

これは、食いしばり・歯ぎしりによって緊張してしまった咬筋や

首前の筋肉(広頚筋、胸鎖乳突筋、斜角筋)を柔らかくする効果が期待できます。

できれば『温シップ』が効果的です。

なぜなら、温めることによって筋肉が柔らかくなりやすくなり、

食いしばり・歯ぎしり後のアフターケアとして、より効果が期待できるためです。

食いしばり・歯ぎしりからくる首肩こりのケアに湿布が有効です。

おわりに

今回は食いしばり・歯ぎしりをしているかどうかの9つのチェック項目、その5つの原因と3つのセルフケアについて解説していきました。

この食いしばり・歯ぎしりからくる首肩こりの特徴としては、

首の前の筋肉が緊張することによってこり感を感じるため、

普通の肩もみマッサージをしても中々良くならない点です。

☆『マッサージに行っても肩こりが良くならない』

☆『首のこり感も強くなった気がする』

☆『顎周りが疲れる感じがする』

そんな方は食いしばり・歯ぎしりからくる首肩こりかもしれません。

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