はじめに
股関節痛にお悩みの方へ。
「動くたびに痛みが走る」
「長時間歩けない」
そんなつらい症状を抱えていませんか?
今回の記事では、実際に股関節痛を改善した40代女性Uさんの症例ケースをもとに、効果的なセルフケア方法をご紹介します。
股関節痛に悩む方は最後までご覧なってください。
股関節痛改善の成功例:40代女性Uさんの場合
Uさんは、長年のデスクワークが原因で股関節周りが硬くなり、歩行中や運動後に痛みが出る状態でした。
ご来院時には、日常生活の中でも痛みを感じることが多く、特に階段の上り下りや長時間の立ち仕事がつらいという悩みを抱えていました。
初回のカウンセリングでは、詳しく生活習慣や痛みの発生状況をお伺いしました。その結果、主に以下の要因が痛みの原因として考えられました。
- 長時間の座り姿勢による股関節の可動域の低下。
- お尻や太ももの筋肉が硬くなり、股関節に過剰な負担がかかっていること。
- 日常的に姿勢が崩れ、骨盤が歪んでいること。
これらを踏まえ、以下の3ステップで改善を進めました。
ステップ1: 初回のヒアリングと施術
初回の施術では、まず股関節の可動域を確認し、筋肉の緊張や関節の歪みの程度を確認しました。そのうえで、
- 硬くなっていた臀部や太ももの筋肉を丁寧にほぐす。
- 股関節をキレイに整えるように関節調整。
- 骨盤の歪みを整えるための矯正施術を行いました。
初回の施術後、Uさんは「歩くときの突っ張り感が軽くなった」とすぐに効果を実感されました。
ステップ2: セルフケアの指導
次に、自宅でできる簡単なセルフケアを提案しました。具体的には
- 開脚ストレッチを行わないこと。
- お尻の筋肉を鍛えるためのエクササイズ。
- 大股歩きを意識的にしないこと。
これらのケアを日常生活に取り入れることで、股関節の柔軟性と筋力が徐々に向上しました。
ステップ3: 継続的な経過観察
週1回の施術を1ヶ月間継続しました。その間、痛みの状態やセルフケアの進捗を確認し、必要に応じて施術内容やケア方法を調整。
そして、1ヶ月後には、Uさんは次のような改善を実感されていました。
- 大股での歩行がスムーズにできるようになった。
- 階段の上り下りが以前より楽になった。
- 仕事中の痛みが軽減し、集中力が増した。
「初めて施術を受けた翌日から歩きやすくなりました!今では趣味のウォーキングも再開できて嬉しいです」と喜びの声をいただきました。
Uさんの成功例は、適切な施術とセルフケアを組み合わせることで、股関節痛が着実に改善できることを示しています。
股関節痛の主な原因7選
股関節痛の原因はさまざまですが、以下に主な要因を挙げて詳しく解説します。
①変形性股関節症
長年の関節の使用や加齢によって、関節軟骨がすり減り、股関節に痛みや可動域の制限が生じる状態です。
特に中高年の女性に多く見られ、初期段階では軽い違和感から始まりますが、進行すると、股関節が開かなくなり、そして、歩行困難になることもあります。
②筋力低下
特に股関節周辺の筋肉(大臀筋や中臀筋、腸腰筋など)の筋力低下は、股関節が不安定になり、関節に負荷をかけて痛みの原因となります。
長時間のデスクワークや運動不足が主な要因です。筋肉が衰えると、股関節の安定性が失われ、日常生活でのちょっとした動作でも痛みを感じやすくなります。
③股関節周囲の炎症
股関節の滑液包(関節を滑らかに動かす袋)や腱が炎症を起こすことで痛みが生じます。
これらの炎症は、繰り返し同じ動作をするスポーツ選手や、急な運動を始めた人に多く見られます。
ちなみに、ムリな開脚ストレッチや大股歩行も股関節を痛める原因となります。
④先天性股関節脱臼
生まれつき股関節が正常な位置に収まっていない状態で、特に女性に多い疾患です。
(しかし、男女関わらず誰しも左右どちらかの股関節の位置異常が多少なりともあります。)
この先天的な問題がある場合、成長過程で股関節に不均衡な負担がかかりやすく、変形性股関節症へ進行するリスクも高くなります。
⑤外傷やケガ
転倒やスポーツ中の衝撃による骨折や打撲が原因で、股関節周辺に痛みが発生することがあります。
特に高齢者の場合は、骨粗しょう症による大腿骨頚部の骨折が多く見られます。
⑥姿勢の歪みや歩行の癖
長時間にわたる不良姿勢(猫背姿勢など)や偏った歩き方は、股関節に不要な負荷をかける原因となります。
その結果、筋肉や靭帯に緊張が生じ、炎症を起こすことで痛みにつながります。
⑦その他の疾患
関節リウマチや痛風、坐骨神経痛など、股関節自体以外の疾患が股関節痛の原因となることもあります。これらの疾患は、炎症や神経への圧迫が痛みを引き起こします。
股関節痛の原因は一つではなく、複数の要因が重なるケースも少なくありません。それぞれの原因に適したアプローチが重要ですので、専門家の診断を受けて適切な対策を取ることをおすすめします。
股関節痛を楽にするセルフケア5選
ここからは、ご自宅でも簡単に取り組めるセルフケア方法をご紹介します。すべて試す必要はありません。まずは無理のない範囲でできるものから始めてみてください。
① 背筋を伸ばして歩く
股関節への負担を減らすには、正しい姿勢で歩くことが大切です。特に歩行中に背筋を伸ばすだけで、股関節への負担が半減し痛みが軽くなることがあります。
ポイント
- 背筋を意識して、胸を軽く張る。
- あごを引き、目線は正面。
- 猫背姿勢を正す意識。
② 臀部に力を入れて歩く
お尻の筋肉を意識的に使って歩くことで、股関節周りの筋肉をサポートできます。
やり方
- 一歩一歩、歩くたびにお尻に軽く力を入れる。
- お尻の穴を絞めるようなイメージ。
- 骨盤をしっかり前後に動かすよう意識する。
③ 小股で歩く
股関節が痛いときは、大股で歩くよりも小股で歩く方が負担が減ります。
ポイント
- 痛みがでる歩幅よりも小さい歩幅にする。
- それでも痛ければ無理をせずに安静を優先にする。
- ペースを落として、ゆっくり歩くことを心がける。
④ アイシング
炎症がある場合は、冷却することで痛みが和らぎます。
やり方
- 氷をタオルに包んで痛む箇所に10分程度当てる。
- 1日に2〜3回行う。
- オススメは就寝しながらアイシング。
- 理想は1日4時間は冷やせると〇
⑤ 殿筋のトレーニング
お尻の筋肉を鍛えることで、股関節を安定させる効果があります。
簡単なエクササイズ(ヒップリフト)
- 仰向けになり、膝を立ててお尻をゆっくり持ち上げる。
- 3秒キープし、ゆっくり下ろす。
- 10回を1セットとして、1日2〜3セット行う。
スクワットトレーニングもオススメ
※痛みがある場合は控えましょう。
無理せず、改善を目指しましょう
股関節痛は、適切なセルフケアと専門家のサポートで必ず改善できます。しかし、無理をして自己判断のセルフケアをすると逆効果になる場合もあります。
「痛みが取れない」「セルフケアだけでは不安」という方は、ぜひ専門家に相談してください。当院では、一人ひとりに合った施術とアドバイスを提供しています。
おわりに
痛みがなくなると、普段の生活がどれだけ快適になるか、想像してみてください。股関節痛に悩む日々から解放され、自由に動ける未来を目指しましょう。
尚、後天的な「変形性股関節症」までなってしまうと整体やマッサージでは、完治はできなく『痛みの緩和』がゴールとなります。
完治を目指すのであれば、外科手術しかありません。
完全に変形してしまう前に、股関節の違和感を感じたら早めに整体ケアすることを強くオススメします。
お問い合わせはいつでもお気軽に!私たちと一緒に、健康な体を取り戻しましょう。
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TEL 03-5935-8777
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