はじめに
感染症が流行りマスク着用が増えた頃から、増えてきている食いしばり・歯ぎしりのお悩み。
その食いしばり・歯ぎしりによって、「めまい」を抱えている方も少なくありません。
病的なめまい(メニエール病など)でない限り、なんと当院でも対応する事ができます。
今回は、当院にめまいでお悩みの方の改善症例ケースも含めて解説していきます。
病院に行っても良くならないめまいに悩まれている方は、最後までご覧なってください。
原因不明のめまいに悩まされていた50代女性Yさんの改善症例
50代女性パート勤めのYさんは、整形外科や内科、耳鼻咽喉科、脳外科にいっても
「原因不明」といわれた吐き気を感じるほどの強い「めまい」に悩まされていましたが、
当院で3回の施術後、めまいが9割改善しました。
これは、首まわりの整体を行うことで、耳の三半規管の状態がよくなったためです。
Yさんのめまいは初め「ふわふわする感じ」から始まったようです。
※
めまいの感じ方は人それぞれです。
およそ3つあるといわれていて、ふわふわする、ぐるぐる回転する、たちくらみのようにくらっとするめまいがほとんどです。
めまいの症状は日に強くなっていき、おじぎ等の動きで頭を下げるたびに、ふわふわ感が強すぎて吐き気を感じるようになり、
次第に、屈む動きの多いパート仕事で嘔吐するように・・・、その後、休職するまでになったそうです。
その間に、整形外科、内科、脳外科と様々な院にかかりましたが、どこも異常が無いとのことで「ストレス」が原因とだけで済まされてしまい、薬を処方され、「このまま治るのを待つしかない」と担当医から診断。
その薬を飲めば楽になりますが、効果が切れるとすぐに再発してしまう形で、1カ月が経ち、仕事にも復帰できず、当院にご来院されました。
お身体の触診チェックを早速行ってみると、首の関節もガタガタに歪み、何より首の前の筋肉が異常に発達しているのがわかりました。
見た目は、肩が挙がりすぎて、亀のように首が埋まってしまい見えなくなってしまっているような感じ。
このめまいは「食いしばり・歯ぎしり」が原因の「めまい」の可能性が高いと感じました。
早速、整体を行い1回で4割の回復、2回目で一気に7割(ここで仕事にも復帰できました)、
3回目で9割まで症状が良くなっていき、ふわふわする感じも大分無くなってきたとのこと。
期間にして、約1週間の日にちがかかりました。
(※食いしばり度数や、放置していた期間によって治る期間の差があります。)
まだ、雨が降る前など自律神経が乱れるタイミングに、めまいを感じやすくなるとのことなので、今は2週間に1度のペースでメンテナンス整体を行っています。
対応できないめまい
心筋症、脳系疾患、強いメニエール病などの病気が原因のめまいは、当院で対応できません。
1度、該当する医療機関への受診をおすすめします。
食いしばりが原因のめまいとは?
食いしばり・歯ぎしりをしてしまうことによって、自律神経が興奮気味に乱れてしまうと、
「斜角筋」「胸鎖乳突筋」という首の前にある筋肉が異常緊張してしまい「めまい」になってしまいます。
これは、斜角筋で首が固定されて頭が大きく揺さぶられ、
更に、胸鎖乳突筋で耳の下が引っ張られ耳が大きく揺さぶられてしまうことで、
耳にある三半規管が反応しすぎてしまうためです。
簡単にいうと、身体の振動負担を首の動きで逃がすことができなく、耳が揺さぶられてしまい、
「乗り物酔いに近い」症状を常に出してしまっている状態が、「食いしばり・歯ぎしり」が原因のめまいになります。
病的なめまい以外、つまり病院で原因不明とされているめまい以外は、これが原因となることが多いです。
筋肉の過剰緊張はレントゲンでは確認することが難しいそうです。
人はストレス反応時(仕事で集中する時、嫌な事があった時)、そのストレスに対応するために自律神経の交感神経(興奮する神経)が高ぶり、「食いしばり」を起こすことがあります。
(寝ているときに交感神経が働くと「歯ぎしり」になります。)
この食いしばり・歯ぎしりを続けてしまうことで、首の前の筋肉にも力が入り、「斜角筋」「胸鎖乳突筋」が発達してしまい、めまいにつながります。
斜角筋は、首の骨から、第1肋骨についている筋肉で、左右が緊張することで首を固定する働きがあります。
胸鎖乳突筋は、胸骨と鎖骨から、耳の後ろ(乳様突起)についている筋肉で、動いている時に頭を安定させる働きがあり、
めまいに関しては耳の後ろを引っ張ることで、三半規管にストレスを与えている可能性があります。
原因として大きく関与しているのは「斜角筋」と首周辺の筋肉で、筋肉が緊張しすぎてしまうことで、首の関節の動きが固定されて動かなくなってしまうことにあります。
胸鎖乳突筋は異常に緊張し、余裕が無くなってしまうことで、動いている時の頭の安定が作れなくなります。
首の関節の動きが固定され、頭が不安定な状態では、歩く振動、おじぎの動きなど日常生活全ての動きの振動と揺れが、ダイレクトに頭にいきます。
そして、耳にある三半規管が、胸鎖乳突筋に引っ張られている事も相まって、反応しすぎてしまうことで、強い「めまい」を感じてしまいます。
当院の整体法
整体法としては、斜角筋を緩めることによって、固定されている首の関節の動きをだすことが第一優先で行います。
主に3つのアプローチを重点的におこなっていきます。
是非、ご参考にしてください。
整体法①
首整体を行い、直接首の動きを作ることで、めまいのアプローチを行います。
首の関節を整え、動きが正常になることによって、頭に加わる揺れを首の関節動作で逃がせるようになることで、
耳の平衡感覚に関係する三半規管にかかる負担を減らすことができるためです。
首の関節がゆがみ、反る動き、捻る動きが痛くてできなくなると、首関節全体の動きが固くなってしまいます。
その状態になってしまうと、日常生活で体に加わる全ての振動・揺れのストレス(歩く、走るの動作など)が、首の動きで逃がせずに、頭にきてしまいます。
勿論、食いしばりがあるとそれは更に助長されます。
頭が揺らされることで、耳にある三半規管にストレスが加わり続けると、めまいになることがあります。
それを防ぐ目的で独自の首整体を行っていきます。
整体法②
斜角筋のマッサージを入念に行い、首の柔軟性と動きをつくることで、めまいを軽くさせます。
首前にある斜角筋は、食いしばり・歯ぎしりなどで緊張してしまうことで、首を固定する働きをするため、首の動きが固くなり、
体のあらゆる振動・揺れが頭、そして耳にきてしまい、めまいを引き起こすことがあるので、それを防ぐ目的で行います。
斜角筋をしっかりと緩め、過剰なはたらきをさせないことで、首の動きが良くなり、耳にかかる振動・揺れのストレスを軽くさせ、めまいに対してアプローチします。
この斜角筋は自律神経が乱れた時(主に興奮、交感神経が高ぶった時)に、
食いしばり・歯ぎしりを行うことによって緊張してしまう筋肉で、「ストレス」が原因だといわれています。
めまいがストレスになると、それがトリガーになり、食いしばり・歯ぎしりをしてしまうことで斜角筋が緊張し、めまいが悪化・・・
などという負のループにも陥りやすいので、この斜角筋の整体ケアは特に入念におこなっています。
整体法③
めまいに関連するツボ押しアプローチを行うことで、めまいを軽くさせます。
使用するツボは主に4つあり、めまいを軽くさせる効果、浮腫みを軽くする効果があります。
耳の浮腫みがあることで、内耳にある平衡感覚に関係する三半規管が誤作動を起こしやすくなり、めまいの症状は強くなるといわれています。
その浮腫みの症状を軽くさせるツボが、翳風(えいふう)と中浣(ちゅうかん)です。
体と耳の浮腫みのバランスも考えて、ツボ押しアプローチを行います。
※当院では、電気療法においても、めまいの方には上記のツボ刺激を使用することが多いです。
おわりに
今回は病院では原因不明とされる「食いしばり・歯ぎしり」が原因の「めまい」の当院ならではの整体法アプローチを解説しました。
めまいを抱える方は「病的なもの」である場合、1度、医療機関に相談する事をオススメしますし、当院でも対応できないと判断したものは転院を促します。
☆「病院に行ったがめまいが治らない」
☆「めまいがひどくなってきた」
☆「食いしばり・歯ぎしりをどうにかしたい」
そんな症状に悩めるかたは、是非、1度、大泉学園で唯一の首肩こり頭痛の専門のバランス整体院にご相談ください!
めまいの症状は放置すればするほど難治なものになりやすいので、早めのケアをオススメします。
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