はじめに
腰痛をよくするためにマッサージを受け、悪化してしまった・・・なんてかたもいらっしゃると思います。
腰痛はその痛めた原因によって、マッサージしていいケースと、悪いケースがあります。
悪いケースは最悪、ぎっくり腰につながってしまう恐れもありますので、
腰痛ケアにマッサージ!と、考えているかたは一読してもらえると幸いです。
腰痛の分類
慢性腰痛においてですが、病的なものを除いて、大きく2分類にわけられます。
筋筋膜性の緊張からくる腰痛、椎間関節が痛み腫れてしまうことからくる腰痛の2分類です。
この2分類の腰痛が悪化した先に、急性のぎっくり腰など大きなケガになってしまうことがあります。
自分の腰痛がどのタイプなのかの簡単な確認方法があります。
筋筋膜性の緊張からくる腰痛の場合、前かがみで腰痛を感じます。
これはなぜなら、筋筋膜性の緊張からくる腰痛は、腰の筋肉の過労、もしくはキズついている状態で、
前かがみによって腰の筋肉が伸ばされて負担がかかり、腰痛を誘発するからです。
椎間関節が痛み腫れてしまうことからくる腰痛の場合、腰を後ろに反らすうごきをしたときに腰痛を感じます。
これはなぜなら、5本ある腰骨の関節のどこかで引っかかりが起きて炎症をおこし腰痛を引き起こしている状態で、後ろに反らす動作をしたときに、関節の炎症部に圧がかかり、腰痛が誘発されるからです。
腰痛に悩めるあなたは、どちらのタイプの腰痛ですか??
マッサージで治る腰痛タイプ
マッサージで治るタイプの腰痛は、筋筋膜性の緊張からくる腰痛です。
腰の前かがみで腰痛を感じるかたは、腰の筋肉の過労、もしくは傷ついている状態で痛みをともなうタイプ、
なので、マッサージを受ける事によって、筋肉がほぐれ、血行血流がよくなり、疲れがぬけることによって楽になります。
しかし、筋肉にキズが入っている腰痛の場合、強くマッサージをしてしまうことによって、悪化してしまうことがありますので気をつけましょう。
なぜなら、強いマッサージをすることによって、強い指圧に対抗するように、からだに力がはいり防御反応がおこり、筋肉が収縮され力がはいると、腰の筋肉のキズ口が開いてしまうことによって、腰痛が悪化するからです。
腰の筋肉が傷ついているかどうかの判断基準は、前かがみをしたときに「鋭い痛み」があるかどうかなので、ご参考にしてください。
最悪、ぎっくり腰につながるケースもありますので、マッサージは心地のいい範囲で行うのがセーフティーです。強いマッサージが好みの方は、リスクを理解して受けてください。
マッサージで治らない腰痛
マッサージで治らない、むしろ悪化することが多いタイプの腰痛は、椎間関節が痛み腫れてしまうことからくる腰痛です。
腰を後ろに反らすうごきをしたときに腰痛を感じるかたは、
腰の関節に炎症が起きている状態なので、うつ伏せでの腰を押されるマッサージは避けるのがセーフティーです。
これはなぜなら、この手のタイプの腰痛は、いい姿勢をするなどの、
腰を反らす動作をおこなった場合に痛みをともない悪化しますので、うつ伏せで腰をマッサージされることによって、
腰の反らされる動きが強制され、腰の関節の炎症部の圧が強くなることによって、よけいに悪化する可能性があるためです。
最悪の結果は、痛いにもかかわらずマッサージを続けてしまうと、ぎっくり腰から腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折、脊柱管狭窄症などといったの重いケガにつながる事もあります。
腰を反ったときの痛みがあるかたは、むりにマッサージをうけないほうがセーフティーです。
まとめ
巷でふえてきている格安マッサージ店の先生は、無資格で誰でもできるお店が多く、
その施術を受けることで、腰痛が逆に悪化してしまうといった事故も少なくありません。
ご自身の腰痛タイプをしり、セーフティーな範囲でケアをしてみてくださいね。
当院では国家資格持ちの先生が担当し、「あなたの腰痛がどんな痛め方をしているのか」をしっかりと見立てた上で、適切な腰痛治療整体を行います。
腰痛で悩む方は是非、1度、当院にご相談ください。
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