はじめに
先ず、患者さんの体験談です。
食いしばりや歯ぎしりからくる慢性の頭痛や肩こりに悩まされていた30代主婦Kさん。
Kさんは、マグネシウムオイルを中心とした有料のセルフケアを行い、悩みを解決することができました。
1歳の子供を育てながら家事もこなすKさんは、ストレス性の食いしばりや歯ぎしりからくる慢性の頭痛や肩こりに悩まされ、当院にご来院されました。
何度も食いしばり力が入ったせいで、ガチガチに固まってしまった首肩周り。
整体を行えば瞬間で柔らかくなり楽になるのですが、1週間後に来た頃には、
再度、食いしばり歯ぎしりをくり返すせいで、元に戻ってしまうという形になってしまいました。
実は私も歯ぎしりからくる頭痛に悩まされていたので、その手のセルフケアには詳しく、
Kさんの症状に対して、マグネシウムオイルの使用をオススメ。
その後、Kさんはみるみるうちに症状が楽になり、今では月1のメンテナンスで整体を行っています。
無料で行えるセルフケア(ストレッチなど)もたくさんありますが、
有料のアイテムを使用することで、結果、より早く身体の辛い悩みを解決させることもできます。
今回は、ある意味肉体労働の整体師である私が、自ら行っている有料のセルフケアアイテム3つと、その対応症状について伝えていきます。
マグネシウムオイル
一つ目は「マグネシウムオイル」になります。
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このマグネシウムオイルを肩こりの辛い個所に塗ることにより、皮下浸透し、筋肉を弛緩させることができるので、筋肉のこりが楽になります。
マグネシウムは人体に必要なミネラルの一つで、カルシウムと共に骨の形成をおこなう他に、さまざまな効果が期待でき、筋肉に限っては弛緩させる効果があります。
(カルシウムは筋肉を収縮させる効果があるといわれています)
更に、このマグネシウムというミネラル栄養素は、「皮下浸透」するという性質があり、
マグネシウムオイルを皮膚にぬることによって、皮膚から吸収され、直接的に筋肉を弛緩させ柔らかくすることができるのです。
大体30分で皮膚から吸収されるので、一度ぬったらそそのままにしておくのが理想的です。
塗れば塗るほど、筋肉は柔らかくなります。
デメリットとしては、マグネシウムは過剰摂取してしまうと、下痢を起こすといわれています。
取りすぎたマグネシウムが尿中に含まれて排泄されますので、もし、下痢を起こしても、マグネシウムオイルを一旦止めて2,3日もすれば落ち着きますので、ご安心ください。
また、マグネシウムが体内で不足している人は、マグネシウムオイルのぬり始めに、皮膚がひりひりすることがあります。
これもぬっていくうちに、徐々に無くなる反応なのでご安心ください。
※ヒリヒリが苦手な方はマグネシウムクリームがオススメ!
その名も「マグバーム」!日本製の日本人に合ったマグネシウム配合のクリームです。
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対応症状
当院が推奨しているのは、食いしばりや歯ぎしりによる首こり、肩こりです。
筋肉痛などの筋肉疲労、足が攣ってしまうという症状にも有効です。
筋肉全般に有効なので色々と試してくださいね。
低周波治療機器
次がオムロンなどで商品がでている「低周波治療機器」になります。
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アマゾンや楽天で売られているオムロンのもので十分です。
これは身体のこった筋肉に、電気信号を流して筋肉を動かすことによって、血行促進や鎮痛効果を促し、緊張をやわらげることができます。
整形外科や整骨院などで行われている電気療法ですが、
病院や整骨院ではそれなりに高額な治療機器を使用していて、「干渉波」や「高電圧電気」など、
より筋肉の深くにアプローチできる電気の種類を使用しているところが多いです。
(もちろん、干渉波や高電圧電気のほうが、辛い症状の改善効果は高いです。)
そこで比較的に安価で手に入る「低周波治療機器」が、一般の方のケアにオススメしています。
「低周波」というのは、筋肉の表層までアプローチできる電気の種類になります。
肩や腰のこった感じ、疲れでしたらこの「低周波」の治療機器で楽にさせる効果が十分に期待できます。
デメリットとしては、「低周波」の禁忌事項(低周波をおこなってはいけない人)が厚生労働省でも発表されていますので、確認の上、行ってください。
(下記 厚生労働省からの引用です)
以下の症状のある患者、または疑いのある人には使用しないこと。
(1) ペースメーカ等の体内埋込型電子機器を装着している患者
(2) てんかん患者
(3) 急性外傷または骨折後に十分に回復されていない患者
(4) 妊娠中の方
(5) 腹部または鼠径ヘルニアがある患者
(6) 癌など悪性腫瘍のある患者
(7) 下肢の運動機能や血液循環に不具合が生じている患者
(8) その他医師が本品を使用することが適切でないと判断した患者
本品は低周波治療器であり、この用途以外では使用しないこと。
以下に示す部位には使用しないこと。
(1) 頭、顔、目(脳等に悪影響を及ぼす恐れがある)
(2) 首、喉(重度の筋痙攣が起こり気道を遮ったり、
呼吸困難に陥ったりする恐れがある。
また、心拍や血圧に悪影響を及ぼす恐れがある)
(3) 胸(心拍に悪影響を及ぼす恐れがある)
(4) 陰部
(5) 腹部(生理期間中)
対応症状
筋肉のこり、疲労、関節痛、神経痛に使用することをおすすめしています。
肩や腰のこりや疲労は勿論ですが、関節痛や神経痛にも有効です。
実際の現場レベルでは、膝関節や肩関節の辛さ、そして、坐骨神経痛の方も、低周波治療機器を使用してスムーズに改善したケースが多くあります。
私も指の関節や、腕の疲れ、坐骨神経痛を感じたときに使用することがあります。
マッサージガン
最後にマッサージガン(パワーガンともいいます)になります。
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このマッサージガンは身体の筋肉の辛い個所に当てることで、同じリズムの振動により、筋膜の緊張すらもほぐす筋膜リリース効果も利用しながら、筋肉を瞬間的に弛緩させることができます。
筋肉は、筋膜が緩むことや、心地のいい刺激が同じリズムで加え続けられると、柔らかくなります。
マッサージガンを使用する際の強さは、弱モードでつかう事がおすすめです。
なれてきたら徐々に強度を強くしていきましょう。
使用する時の注意点としては、強モードで行いすぎると、筋肉が逆に緊張、もしくはケガをしてしまうことがありますので気をつけてください。
これは、筋肉の防御反応(強い刺激に対応するため筋肉が固くなる反応)が起きてしまうためです。
あのテニスの大坂なおみ選手も愛用しているといわれているマッサージガン。
正直、治療整体師の私からしてみれば、できれば紹介したくないアイテムです。
対応症状
運動後に使う事で筋肉痛の予防ケアにもなりますし、筋肉のこり、身体の病気としては足底腱膜炎や、五十肩のケア、ばね指のケアにもオススメです。
注意点としては、運動前に行うと、筋肉が弛緩しすぎてパフォーマンスが落ちる場合もありますのでお気をつけください。
また、強い痛みがある場合や、マッサージガンを行った直後は楽になるが徐々に痛みがでてきてしまう場合は、使用を控えてください。
まとめ 強い痛みがある方へ
強い痛みや鋭い痛みなどで悩まされている方は、セルフケアをするのではなく、
一度、医療機関や整体に通院することをおすすめしています。
なぜなら、強い痛みや鋭い痛みは、急性の症状で熱をもっているケースが多く、下手に自己判断でセルフケアを行うと、悪化することがあるためです。
例えると、ぎっくり腰などの強い痛みがある病気ですと、今回のセルフケアアイテム使用は痛みを悪化させ、歩行困難にまでなる可能性もあります。
今回のセルフケアアイテムは慢性的な身体の辛さには有効ですが、
急性な痛みの強い病気には使うことを控えてください。
そのときは医療機関、又は、国家資格持ちの先生が担当する当バランス整体院でも、対応可能なので、一度かかることをオススメします。
改めて、今回は整体師の私も行いオススメする、有料のセルフケアアイテムを3つ紹介いたしました。
どれも強力なものなので、是非、慢性的な筋肉のこりなどに悩まされている方は試してみてください。
ちなみにマグネシウムオイルに関しては当院で販売もしております。気になる方はお買い求めください!
今回の有料のセルフケアでは良くならない痛みに悩まされる方、
強い痛みに悩まされている方は、是非、一度当院にご相談ください。
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