はじめに 肩こりに悩むあなたへ

現代日本では、肩こりは「国民病」とも言えるほど多くの人が悩んでいます。
特に、大泉学園やその周辺に住む方の中にも
「慢性的な肩こりがつらい」
「マッサージをしてもすぐ戻る」
というお悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。
実は肩こりと一口にいっても、その原因や症状には「タイプ」があり、それぞれに効果的な対策も異なります。
つまり、自分の肩こりタイプを正しく知ることが、根本改善への第一歩なのです。
この記事では、国家資格保有者のいる整体院の臨床現場で実際に多くみられる「3つの肩こりタイプ」と、その具体的な原因・症状・対策法をわかりやすく解説していきます。
セルフチェックも交えながら紹介していきますので、ぜひご自身の肩こりと照らし合わせてみてください。
肩こりが起こる3つのタイプとは?
肩こりの主な原因は、日常生活の「姿勢」や「習慣」、そして「ストレス」などの積み重ねにあります。とくに近年では、以下の3つのタイプに分類されるケースが非常に増えてきています。
- 首のズレからくる肩こりタイプ
- 歯ぎしり・食いしばりからくる肩こりタイプ
- 猫背・巻き肩からくる肩こりタイプ
あなたはどのタイプに当てはまりそうですか?
それぞれの特徴と対処法を詳しくみていきましょう。
タイプ① 首のズレからくる肩こり こんな人に多い!
首の関節にズレ(ゆがみ)が起こると、肩周りの筋肉が反射的に緊張し、肩こりの原因になります。
これは、寝違えや長時間の無理な姿勢、首をグルグル回す体操などが原因で起きやすく、整体院でも非常に多いタイプです。

■チェックポイント
- 首を後ろに反らす・横に倒すと肩に痛みが響く
- 肩甲骨の間や背中までガチガチにこっている
- 首の骨を押すと痛みがある
- マッサージしてもすぐに肩こりがぶり返す
☆なぜ首のズレが肩こりを招くのか?
首の骨(頚椎)は7つあり、それぞれの骨の間を神経が通っています。

これらの神経は肩や背中、腕の筋肉に繋がっており、首にズレが生じ炎症を起こすと、神経が圧迫され、無意識に筋肉が緊張する「反射痛」のような現象が起こります。
ちなみにC1~C3の神経圧迫は「頭痛」、C4~C8の神経圧迫は「肩こり」になりやすいです。
効果的な対策
- 高めの枕を使う
首が反られすぎるのを防ぎ、関節のズレを予防できます。 - 枕の高さ目安
仰向けなら「軽く顎が引ける」高さ、横向きなら「肩幅と同じ高さ」が理想。 - 体操に注意!
首をグルグル回す体操は逆効果になることがあるので要注意。
タイプ② 歯ぎしり・食いしばりからくる肩こり 首の前がこる人は要注意!

「首の前がこっている」「朝起きたときから肩が重だるい」などの症状がある場合、このタイプの可能性が高いです。
とくに近年では、コロナ禍以降、マスクの常用・ストレス過多によって急増しています。
■チェックポイント
- 朝起きたときに首の前側、顎がこっている
- 食いしばりや歯ぎしりの指摘を受けたことがある
- マスクを長時間つけることが多い
- 肩こり側の腕がだるく感じることがある
☆なぜ歯ぎしりが肩こりを引き起こすのか?
歯ぎしりや食いしばりをすると、首の前側にある筋肉(胸鎖乳突筋、広頚筋、斜角筋)が過緊張を起こします。

特に斜角筋の下には、腕へつながる神経や血管が通っており、圧迫されることで「肩こり」「腕のだるさ」「手のしびれ」などの症状(病名は胸郭出口症候群といいます)が出てしまうのです。

また、マスク着用中は無意識に口を閉じて噛みしめやすくなり、呼吸も浅くなり、自律神経が乱れがちです。
これがさらに食いしばり・歯ぎしりを誘発させ、首の前の筋肉に負担をかけてしまいます。
効果的な対策
- 就寝時はマウスピースを装着(歯科で保険適応可)(しかし、これは歯の保護であって食いしばり・歯ぎしりを軽くさせる効果はほぼありません)
- マスクを外す時間を意識的にとる
- ストレスケアを忘れずに(深呼吸・散歩・湯船入浴などもおすすめ)
- マグネシウムオイルを首肩周りに塗り続ける
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敏感肌の方には、低刺激タイプの下記のマグネシウムクリームがオススメ
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タイプ③ 猫背・巻き肩からくる肩こり デスクワークの方に多い
長時間のデスクワークやスマホ使用によって、「姿勢が崩れて猫背になる」ことで肩こりになるタイプです。

また、寝ている時に使っている枕が低くても、横向き寝で下敷きになっている肩が潰れて巻き肩⇒猫背になり、肩こりを引き起こしやすくなります。
■チェックポイント
- デスクワークやスマホ時間が1日6時間以上ある
- 肩が前に巻いているように感じる(視界に入る)
- 頭が前に出ている(ストレートネック傾向)
- 背中が丸く、背筋を伸ばすのがつらい
- 呼吸が浅い、すぐに息切れを起こす
☆なぜ猫背で肩こりが起きるのか?
頭の重さは5〜6kgありますが、正しい姿勢であれば全身でバランスよく支えられます。

しかし、猫背になると頭が前に垂れ下がり、それを支えるために後ろ側の肩や首の筋肉(特に僧帽筋)が常に緊張状態になります。

特に、巻き肩になると肩関節が前方に引っ張られ、肩甲骨の動きも悪くなってしまい、猫背姿勢を強調させてしまいます。
効果的な対策
- 仕事中、1時間ごとに軽くストレッチや立ち上がる
- 肩回し体操(肘を曲げたままグルグル回す)
肩甲骨の動きを良くし、血行を促進します。 - 横向き寝で寝る癖があるなら「枕を高くして寝る」
- 「壁腕立て伏せ」体操が効果的!
- 壁に向かって立ち、壁に手をつき腕立てのように肘を曲げ伸ばしするだけ。
- 胸が開いて姿勢が改善され、肩周りの緊張も緩和されます。

複合型の肩こりに要注意!
上記の3タイプの肩こりですが、実際には2つ以上が重なった「複合型肩こり」の方も多くみられます。
- 例)猫背+歯ぎしり → 姿勢とストレスの両方から肩こりが悪化
- 例)首のズレ+巻き肩 → 神経圧迫と筋緊張のダブルパンチ
このような複合型は、放置すると慢性化・難治化しやすいため、セルフケアで改善が難しい場合は早めに専門家へご相談ください。
慢性化した肩こりは「関節変形」に進行することも
肩こりを「ただの疲れ」と思って放置していませんか?
慢性的な肩こりは、首の関節(頚椎)に“変形”を引き起こすことがあります。
これは、慢性的に神経圧迫してしまい、肩こりを引き起こします。

この状態は「骨棘(こつきょく)」と呼ばれ、整形外科では「骨にトゲができている、これが原因かも」と説明されることもあります。
こうなると、関節の構造が変化してしまい、完全に元の健康な状態に戻すことは困難です。
整形外科では投薬、整体による手技療法で痛みを軽減することはできますが、完治を目指すというよりは「90点の状態を維持する」ための管理が必要になります。
さらに悪化すると、
- 頚椎ヘルニア
- 頚椎症性脊髄症(狭窄症)
- 手や腕のしびれや筋力低下
- 排尿障害、排便障害
- 外科手術の必要性
など深刻な状態へと発展する可能性があります。
だからこそ、自分の肩こりタイプを早期に見極め、正しいケアを行うことが何よりも大切なのです。
おわりに あなたの肩こり、見つかりましたか?
自分の肩こりタイプがわかると、セルフケアの方向性が見え、改善までのスピードも早くなります。
バランス整体院大泉学園では、肩こりの根本原因を見極め、タイプ別に適した施術と生活アドバイスを行っています。
「自分がどのタイプかわからない」
「一時的によくなってもまた戻ってしまう」
「肩こりの無い状態で生活の質を上げたい」
そんなお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
あなたの肩こりの本当の原因と向き合い、根本からよくしていきましょう。
24時間ネット予約はLINEから!
TEL 03-5935-8777
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