はじめに
- なんだか前かがみの姿勢をすると腰が痛い・・・怖い感じがする。
- ずっと同じ姿勢で座っていると腰が痛い。
- 立ち上がろうとすると痛い。
そんな悩みを抱えている方はいませんか?
その腰痛、腰の筋肉を傷めて(肉離れ?)しまっているかも・・・!?
大げさに書きましたが、腰の筋肉に微細な傷が入っている可能性が高いです。
例えると、ちぎれそうな輪ゴム、柔軟性の無いビーフジャーキーのちぎれそうな筋の状態。
そのあなたの腰痛、我慢して放置していると・・・
特にぎっくり腰や、坐骨神経痛、腰のヘルニアといった症状に繋がってしまうケースもあります。
そんな前かがみで起こる腰痛の正体と対策3つをプロの整体師が解説!
私も治療家という仕事柄、前かがみでの腰痛を伴いやすいですが、治療家歴10年以上、仕事中でのぎっくり腰はしたことがありません!!
(トレーニングで一度、腰を壊した自爆経験はあります・・・)
少しだけ体の使い方を変えてあげることによって、必ず良くなります!
腰痛に悩めるかたは最後まで閲覧ください。
前かがみの時に痛む腰痛ってどうなっているの?
前かがみで痛む腰痛を起こしている腰の状態は、
腰の筋肉を損傷している、筋肉に傷が入ってる、切れている可能性が高いです。
比喩ですが、腰の筋肉に切り傷ができてしまっている状態。
前かがみで、腰が丸まることで、この切り傷が伸びて開くと腰痛が誘発されるタイプのものです。
なので、前かがみ姿勢の多いデスクワークやストレッチ等のセルフケアを積極的に行っている方は、
傷口が何度も開き、塞がらなく、しつこい慢性腰痛に・・・というケースが多くあります。
なぜ痛める?
一般に、前かがみの姿勢が続き、腰の筋肉が過労緊張した状態で、
瞬間的なグッとした前かがみ動作(この時、腰の筋肉は強い筋収縮が起きます)が行われたときに、腰の筋を傷めます。
例えば、くしゃみ、朝起きた時の顔を洗うタイミング、
重いものを持ち上げた時などに多い傾向があります。
その背景として、股関節・膝・足首の動きが悪い、背中の動きが固い、猫背姿勢などの原因により、
前かがみの動作を腰の筋肉だけに依存してしまって、使い過ぎてしまうがために
この前かがみの腰痛になるケースが多いです。
この前かがみの腰痛を訴える方に「何か腰のトレーニングをした方がいいですか?」と、
治すモチベーションが高く、個人としても意欲的に頑張ろうとする方もいますが、
この手のタイプの腰痛は使い過ぎにより、筋肉が発達しすぎで切れて発症してしまう事が殆どなので、
痛みが引くまでは、何もせずに安静でいる事が、早期改善の秘訣になります。
傷口が塞がるまで待った方が、逆に早いという事・・・
何かしたくなるのは、分かりますが我慢が大切です。
当てはまる方は要注意!主に痛める腰痛ポイント
大体、腰の痛くなるポイントは決まっています。
下記イラストの黒点●ポイントの筋肉。主にベルトより上に多発するのが前かがみ腰痛。
特に痛める筋肉としては下イラストの「腰方形筋」が多い傾向です。
具体的な細かい筋肉レベルでは、
腰骨沿いについている横突間筋(おうとつかんきん)背中の脊柱起立筋や最長筋、
多裂筋(どれも腰椎4番5番のレベルで多いです)も、腰方形筋の次に損傷する傾向が多いです。
いずれも前かがみで腰が丸まると引き伸ばされる筋肉です。
前かがみ腰痛の対策3つ
そんな前かがみ腰痛も、筋肉の傷が塞がってしまえば、鋭い痛みは消えます。
決して、永遠に治らない・・・という訳ではありません。
原則といて、腰痛が治まるまで、筋肉傷口が塞がるまで、
痛みのある動作、前かがみ姿勢を極力避けられるのが理想です。
仕事、家事、育児、様々なシーンで日常生活レベルにおいて、
前かがみ姿勢をとる事が避けられない・・・なんて方もいらっしゃると思います。
そんな方にも有効な3つの対策をご説明します。簡単ですので、是非、ご参考にされてください。
コルセット
定番ではありますが、腰のコルセット常時着用がオススメです。
特に、長時間のデスクワークなど、持続的に前かがみが強制されてしまう方に有効です。
物によりますが、一点、4000円弱の商品です。早く腰痛が改善される事を考えれば、コスパは良いといえます。
コルセットをすると筋肉が弱化するという諸説もありますが、
逆に筋肉が弱化しても、前かがみ腰痛改善後、腰の筋肉の傷が塞がった後にリハビリすればいいだけのことです。
前かがみ動作が日常的にどうしても強制されてしまうという方は、そのタイミングで常時着用することをオススメします。
私も仕事の際は必須アイテムとして使用しているおかげで、ぎっくり腰を何年も経験していません!
もし、仮に前かがみ腰痛をこじらせてしまい、ぎっくり腰をしてしまった時も
このコルセットは早期改善に必要なアイテムとなります。
その際は、早期改善に、寝る、食事、入浴時以外の常時着用をオススメします。
当院でも、医療用のコルセットを取り寄せて販売していますので、是非、ご相談ください。
腰の保温
特に朝起きた寝起きに前かがみ腰痛が強い方に有効です。
腰は内臓がある関係で、冷えに弱い傾向があります。ですので、体の保温をする事も、前かがみ腰痛の対策になります。
アイテムとしては、ホッカイロ、温湿布、コルセット着用で温めるのがオススメ。
どうしても、体温が低下した状態では、お腹の内臓に血流が集中し、
腰の筋肉は血行不良になり萎縮し緊張、柔軟性の低下を引き起こしてしまい、
前かがみの動作をしたタイミングで腰痛を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
朝起きた時の腰痛がわかりやすい例です。
人間は、寝ている時に活発に内臓活動が起こるのですが、
血液もそこに集中することで、起床時は最も体温が低くなります。
朝食を食べる頃には、体温が上がり腰痛が緩和していくので、
特に寝起きは体が温まるまで、腰に負担をかけないようにしましょう。
そして、夕食の食べ過ぎによっても、夜中の内臓(特に胃の消化)活動が活発になり、
体温が著しく低下する傾向があります。早期改善には、夕食の制限も一つ有効になります。
上を向いて立ち上がる
- 仕事でどうしてもしゃがむ動作が多い・・・
- 家事や育児で前かがみの制限なんてできない・・・
そんな方は立ち上がるときに、上を向いて立ち上がるようにしましょう。
前かがみが日常生活レベルで強制されてしまうという方は、
立ち上がるタイミングで、視線を上にして、上を向いて立ち上がる
ようにすることで、腰痛を防ぐことができます。
これは脳科学的に視線を上に向くと、脳は痛みを感じにくく
逆に下を向くと痛みを感じやすくなるという脳の仕組み、
そして、視線を水平か真上に向ける事で、骨盤が立ち、いい姿勢を作ることによって、
身体全体を使って立ち上がれる、腰の後ろの筋肉への負担が少なくなる動的な体の仕組み
を利用した対策で、痛みが誘発されない立ち上がり方、体の使い方になります。
屈むタイミングでも痛い・・・という方にも非常に有効な体の使い方で、
屈む動作時にも、上を向いて屈めば痛みが感じにくくなります。
「いたっ」という動作の度に、腰の筋肉の傷口は開き、悪化してしまいますので、
上を向いての体の使い方をマスターし、痛みを感じるタイミングを無くしていきしょう。
いつの間にか、しつこい前かがみ腰痛は無くなっていきます。
まとめ
前かがみ動作での腰痛は、腰の筋肉の傷(肉離れ)部分が前かがみで伸ばされることによって
傷口が引き伸ばされて誘発されるものです。傷口が塞がれば必ず痛みは引きます。
今まで、長年、腰痛に悩まされている方も、近々で痛めてしまった方も、
前かがみで痛みが出るようでしたら、是非、今回の3つの対策をうまくご活用ください。
大泉学園は都内でも少ない、畑などの自然や緑の多く、歴史ある土地で私は素晴らしい地域だと感じています。
故に、前かがみ腰痛に悩まれている、畑作業に勤しんでいる方や、昔ながらの職人さんも多くいらっしゃいます。
早く腰痛を良くしたい方、腰痛に悩まされている方は、是非、一度当院にご相談ください。
独自のバランス整体で早期改善を目指してサポートいたします。