はじめに
ぎっくり腰を、一度味わったあの立ち上がることができなくなる痛みと絶望感、そして、日常生活が普通に行えない切なさ・・・私も体験済みなのでわかります。
ドイツ語では魔女の一撃ともいわれている日本国外でも起こりえるケガです。
そのぎっくり腰の前触れ、3つの兆候を今回は解説していきます。
まだ体験していない方も、ぎっくりを繰り返している方にとっても、参考になる内容です。
3つの兆候を知ることによって、どのタイミングで気にしなければならないのか、
どんな体のケア(整体?マッサージ?セルフケア?)をすればいいのかの指標になります。
腰痛にお困りの方は、是非、最後まで閲覧くださいませ。
※「ぎっくり腰」について
本稿でいうぎっくり腰は、専門用語でいう「急性腰痛」のことです。朝起きた時に起き上がれないような重症度の高い腰痛です。
ぎっくり腰前兆その1 気温が下がると痛い
ぎっくり腰をやってしまう方の割合は、夏秋から冬の季節の変わり目に圧倒的に多くなってきます。
その原因は急激な気温低下により、腰が対応しきれていない事にあります。
例えですが、人は年齢を重ねると、やはり、昔と比べて体の動きが鈍くなりますが、無理をして若いころと同じような動きをすると肉離れ・・・そんなことは少なくありません。
暖かい時期から、寒い時期の移り変わりにぎっくり腰になりやすいのも同じです。
具体的には、気温低下により、体温も低下してしまうと、腰の筋肉関節の血行が悪くなり動きの制限が出ます。その状態で普段通りの動きを行ってしまうことで、腰の組織が損傷し、ぎっくり腰になってしまいます。
夏秋から、冬の季節の変わり目に関わらず、体温の低下が急激に起こると、
血行不良により腰の筋肉関節の動きが悪くなり、
少しの無理のある動きでもある腰を傷つけてしまいます。
気温が急に下がったタイミングで腰全体が疼く時は、
元々持っていた腰痛も悪化させる可能性があり、
ぎっくり腰に発展してしまうことが大いにあり得ますので、
油断せずに体を暖めて対応しなければなりません。
ぎっくり腰前兆その2 寝起きに痛みが走る
腰は血行不良になると、動きが悪くなり、痛みを伴うことがあります。
寝起きの状態は、ずっと動かないというのもありますが、
就寝時に内蔵の活動(主に胃の吸収や消化と言われています)に血液を持っていかれてしまうので、
早朝は人間が生活するうえで一番に腰の血流が悪く、腰痛を感じやすいタイミングです。
日中、腰を曲げたり、伸ばしたりするときに少し腰痛を感じる程度だったものが、
朝起きてみると、鋭い激痛に近い感じが続くようであれば、ぎっくり腰の前触れです。
日中、体が温まり血行が良くなると、徐々に楽になるのもこの手の腰痛の特徴です。
朝食を食べる等のタイミングや、午後になるにつれて体温が上がると腰痛が楽になってきますので、
それまで急な動きは控えるように対処していきましょう。
ぎっくり腰前兆その3 腰を曲げる反らす動きが固い、痛い
皆様は以前より、体の動きが固くなったと感じるタイミングはありませんか?
腰を動かすときに、普段よりも固さや鋭い痛みを伴うようであれば、これもぎっくり腰の前兆です。
やはり、職業や日常生活などで使う体の動きが限られてきますと、体も対応するように変化するので、体が固くなることがあります。
前かがみのデスクワークが多ければ、腰や背中が前かがみになり、後ろに伸ばす動きが固くなる等、
生活習慣によって、環境に合わせるように腰の動かしやすさも変化してきます。
その状態で曲げられないのに、無理に曲げようとする、伸ばせられないのに、
伸ばそうとする機会にでも、ぎっくり腰を引き起こす事が多々あります。
ぎっくり腰の方の多くは、痛いにも関わらず、無理やり開脚ストレッチなどを行った
翌日の朝に動けなくなり、来院されるケースも少なくありません。
セルフケアを行うにしろ、少しずつストレッチを行うのが安全です。
その人の生活環境に合わせて必然と体は固くなっていくことが自然なのです。
腰の動きが悪くなってしまっている状態は、
ちょっとした無理のある動きでもぎっくり腰を誘発してしまう可能性が高くなりますので、無理のない範囲で少しずつストレッチなどのセルフケアをしていきましょう。
質問 ぎっくり腰は癖になるの?
しっかりと治し切れば癖にはなりません!
再発を繰り返し癖になってしまっている方のほとんどが、ぎっくり腰後の状態が7~8割良好になった段階で、元の同じ生活の動きをしてしまったときに、
残り2割ある治りかけのぎっくり腰を再発させてしまっています。
その負のループが、癖になってしまったかのように感じるだけであって、
しっかり完治させていけば、癖にはなりませんのでご安心ください。
ぎっくり腰7~8割良好後の状態は、いわゆる病み上がりのような時期です。
まだ、軽く動いた時の違和感や、寝起きの腰痛が軽く残る状態です。
この病み上がりの時期から1~2週間は安静でいる事、
動き初めをゆっくり行ってみる事をオススメいたします。
そうすることでぎっくり腰が癖にならずにすむことでしょう。
おわりに
その方の生活習慣次第で、同じような反復動作を行いすぎてしまうことによって、
毎年、同じ時期タイミングで、同じ個所のぎっくり腰になってしまう方も少なくありません。
ぎっくり腰を経験された方にしてみれば、どの時期にどのタイミングで、
自身がぎっくり腰になりやすいのかなりにくいのか、予測がついてくると思われます。
まだぎっくり腰を体験していない方も、今回の3つの兆候をみて、
もし、腰に違和感があるときは、どの分類に当てはまるのか
自身で理解できていると、冷静に対応処置ができます。
ぎっくり腰の3つの兆候を参考に、腰の危うさを感じた時は、治療などの体のケアをするなど、メンテナンスの参考にしてみてください。
尚、当院では、ぎっくり腰の治療は得意分野です。
平均で約6,7日間ほどの最短で治すアプローチをします。
是非、痛めてしまった時は一度ご相談ください。
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