はじめに
今や、スマホ猫背、デスクワーク型猫背など、身近になっている「猫背姿勢」。
猫背姿勢は肩こりはじめ、自律神経的に様々な身体の不調を引き起こし、そして、頭痛にも深く関係しています。
今回はそんな猫背が原因の頭痛の解説と、首肩こり頭痛を専門にしている当院のアプローチ整体法を解説していきます。
頭痛にお悩みの方は、是非、最後までご覧なってください。
猫背姿勢が原因の頭痛とは?
猫背姿勢で後頭部にある「後頭直筋(こうとうちょっきん)」と「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」が強く緊張してしまうことによって、頭痛を引き起こしてしまいます。
なぜなら、後頭直筋と頭半棘筋を通して頭の後ろを走る「大後頭神経」に圧迫ストレスが加わるためです。
いわゆる、「大後頭神経痛」の症状が出てきてしまいます。
猫背姿勢の影響で、首はストレートネックの形になり、頭の位置が前のめりになって視線が下がりやすくなってしまうのですが、
この視線を上げようと頭を持ち上げる時に、頚椎(首の骨)の1番~3番、つまり、頭の付け根の頚椎を反り上げるようにしてしまうことで、
後頭部の「後頭直筋」と「頭半棘筋」(頭半棘筋はより後頭部の付け根部分)が緊張してしまいます。
大後頭神経は、後頭直筋の前を通り、そして、頭半棘筋を貫いて、頭の後ろに走る神経のため、
この2つの筋肉が過緊張を起こすことで、
サンドイッチのように挟まれて圧迫ストレスが加わることにより、大後頭神経ゆらいの頭痛を引き起こしてしまいます。
猫背姿勢自体が、職業病、または、日常生活の身体の使い方で引き起こされてしまうものなので、
猫背姿勢からくる頭痛は比較的長引きやすい、そして、再発しやすいことが多いです。
また、大後頭神経は、頭の上付近で三叉神経枝葉の「眼神経」とつながっているため、「目の奥が痛い」タイプの頭痛に関しても関係があるといえます。
当院の整体法
猫背姿勢が原因の頭痛に対する当院の整体法アプローチは大きく3つあります。
後頭部のみのアプローチだけでなく、猫背姿勢、ストレートネックなどの骨格への整体を行うことが、少しでも長く頭痛が出なくなるために必要なアプローチだからです。
整体法①
独自の首整体でストレートネックの形を調整し、頭痛を軽くさせます。
これは、まっすぐになってしまった首の形に「前弯」を作るように首整体を行うことで、
自然と頭があがるようになり、首の付け根を反り起こしてしまうのを防ぐことできるためです。
また、首を整えることによって、首から後頭部にかけての大後頭神経の走行がきれいに整い、頭痛を緩和させる効果も期待できます。
首の骨で頭を支えられるように整えるので、後頭直筋と、頭半棘筋が無理に緊張しない状態になります。
整体法②
後頭部付け根のマッサージを行い、頭痛を和らげます。
これは、後頭部付け根で緊張してしまっている後頭直筋と頭半棘筋のツボを狙いマッサージし、ゆるめることによって、
2つの筋肉に圧迫されている大後頭神経のストレスを緩和させる効果があります。
後頭部の緊張が和らぐことによって、後頭部の頭痛が楽になるのはもちろんですが、
大後頭神経とつながっている三叉神経枝葉の「眼神経」の状態も良くなるため、
目の奥の痛み改善や、目に見える景色が明るくなるといった効果も期待できます。
整体法③
猫背で丸まっている部分の背骨矯正を行い、首の関節がストレートネックにならないように骨格整体していきます。
これを行うことで、首の関節や、後頭部の筋肉にも無理がいかない状態になりますので、頭痛の予防にもなります。
本来、背骨(胸椎)はやや丸まり後湾するのが自然なのですが、強く丸まって過後湾になってしまっているのが「猫背姿勢」です。
その背骨(胸椎、特に上部胸椎)を伸ばし反らすように矯正することによって、首の関節に負担がいかない持続したいい姿勢をつくることができます。
結果、後頭部の付け根の筋肉にも負担がかからなくなるため、大後頭神経の状態も良くなり、頭痛を起こしにくくなります。
おわりに(当院においての治る目安)
今回は猫背姿勢が原因の頭痛について、そして、その整体法アプローチについて解説していきました。
自分がどのタイプの頭痛なのかしっかり把握したうえで、対策もしていきましょう。
ちなみに、当院にいらっしゃる頭痛でお悩みの方が、治るまでの平均回数は3回から4回です。
猫背やストレートネックの骨格の形状記憶に、数回の整体を必要としています。
上記の日数で結果が出ている方が多い傾向です。ご参考にしてください。
☆「頭痛が酷くて日常生活を送るのが苦しい」
☆「整体しても元に戻ってしまう頭痛に悩んでいる」
☆「頭痛を早く根本的に治したい」
そんな頭痛にお悩みの方は、より持続的な頭痛症状改善に自信があります。
是非、1度当院にご相談ください。
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