初めに
大泉学園でも悩まされている方が多くいらっしゃる「腰痛」ですが、
できるならば整体や整骨院などにかよってケアするよりも、
自らのセルフケアでどうにかしたいという方もいらっしゃいます。
実は、腰痛で来院される患者さんのなかには、セルフケアとしてストレッチをおこなったときに腰を痛めてしまうケースも少なくありません・・・。
そんな腰痛を悪化させるストレッチを3つ公開していきます。
自分でなんとかしたい気持ちは痛いほど分かりますが、自分で自分の腰をケガさせてしまっては元も子もありません。
これから記される腰痛を悪化させるストレッチ3選を特に気をつけていただければと思います。
腰痛悪化ストレッチ① 〇〇ストレッチ
腰痛を悪化させるストレッチの一つとして、「開脚」ストレッチがあります。
一時流行った開脚ストレッチですが、
健康のセルフケアとしておこなっていた方が腰痛をかかえて、治療院にくるケースが増えました。
なぜ、開脚ストレッチが腰痛悪化につながってしまうかというと、
無理やりな開脚体制で前屈ストレッチすると、股関節が捻じれてしまい(骨盤の臼蓋側と大腿骨の骨頭のはまり方が変になる)、
股関節で炎症を引き起こし、股関節の動きに制限がでてしまうことによって、腰にかかる動きの負担が増え、腰痛になりやすくなるからです。
腰への負担のかかり方次第では、容易にぎっくり腰になることも少なくありません。
からだが柔らかいプロや、インストラクターが開脚ストレッチができるのは、からだの才能、又は、訓練を積んで少しずつ開脚のうごきをつくっているためです。
どうしても行いたい方は、心地のいい度合いからの開脚ストレッチをおすすめします。
痛みをがまんして勢いをつけての開脚ストレッチは股関節も腰も痛めてしまう可能性があります。
腰痛悪化ストレッチ② 〇〇をつけてのストレッチ
次に腰を痛めてしまうストレッチの一つとして「反動」をつけてのストレッチというのがあります。
このストレッチで痛める腰痛は、筋筋膜性由来の腰痛がほとんどです。
これは、ストレッチ時に、伸ばしたい部分が固く痛いのにも関わらず、
「ぐっぐっ」と反動をつけて、ストレッチ動作をおこなうかたに当てはまります。
筋筋膜性由来の腰痛は腰の筋肉が傷んでしまうことで、痛みをともなうタイプの腰痛です。
筋肉がかたくて痛いにも関わらず、反動をつけてストレッチをおこなうことで、
筋肉は顕微鏡レベルで、こまかい筋断裂をおこしている状態になります。
その状態でストレッチを繰り返すことによって、
筋肉の断裂部分はよけいにキズ口がひらくようにさけてしまい、
いわゆる、「肉離れ」のようになることで、腰痛をつくってしまいます。
どの部分でも痛みがあるストレッチはケガをするきっかけになってしまいますので、控えましょう。
ストレッチをしても、腰痛が改善しないというかたは、
ストレッチで自分のキズ口をひろげてしまっている可能性があります。
気持のいい心地よくかんじる範囲でのストレッチが安心安全です。
腰痛悪化ストレッチ③ 〇〇〇
最後にストレッチではないですが、腰痛悪化のセルフケアとしてあげられるのは「筋トレ」
筋力トレーニングになります。
腰に違和感、軽い痛みがある状態で、ストレッチにおいてもそうですが、腰の筋力トレーニングを行うことで悪化しやすいです。
これは、なぜかというと、筋力トレーニングを行うことで、筋収縮が起き、筋肉が引っ張られ、
反動をつけてのストレッチが原因の腰痛と同様、筋肉のキズ口がひらくことにつながるからです。
筋トレは体に必要な筋肉をつけるのにすばらしい運動ですが、
腰に痛みを伴った状態での筋トレはケガを悪化させるきっかけになってしまいます。
腰の違和感、調子の悪い時のウエイトトレーニングで腰痛につながってしまうことが多いです。
広い範囲の筋肉を鍛えられるウエイトトレーニング(とくにベンチプレス、スクワット、デッドリフト)をおこなう際は、腰に違和感が走るようであれば、行わないのが無難です。
腰がベストの状態での筋トレは腰痛予防にもなりますので有効ですが、
腰痛を感じている状態での筋トレは悪化させてしまうケースが多々あります。
腰が傷んでいる判断基準は、
- 痛みをともなっているか
- いつもとちがう腰の違和感がある
- 動かしにくい感じがする
上記で判断できるとベストです。
せっかくの筋トレでつけた筋肉も、腰痛で休養してしまうと一気に落ちてしまいます。
腰が怪しいなとかんじたら、勇気をもって筋トレを休むか、無理のない範囲の負荷に切り替えてみましょう。
おわりに
「腰が最近痛いからトレーニングしてみよう、自分でストレッチして治してみよう」
そんな考えが時に腰を悪化させてしまうことがあります。
腰痛で悩む方は是非、当院にご相談ください!!
あなたがどんな腰痛なのか、どのセルフケアをすればいいのか、どれくらいでよくなるのかを説明し、
状態を共有しながら整体治療を進めていきます。
腰痛は放置するとよりさらに危険な症状になってしまうケースもあります。
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